「私のくらし」や「私の暮らすまち」を豊かにするための学びの場を食育を中心にコーディネートしているNPOです

4  西川芳昭さん入稿-種子が消えれば あなたも消える-修正

日時:7月10日(土)14:00~16:00

講師:西川芳昭さん(龍谷大学経済学部教授、英国コベントリー大学研究員)

~報告~

自分でタネを採りそれを育てて作物を作れば、タネ=食べものと実感できるはずが、長くなったフードチェーンによって、私たちにはタネのこともそれを使っている生産者のことも見えにくくなっています。そしてともすれば、栽培する人たちにとっても、タネは外から入手する資材の一つにすぎなくなっています。しかし作物は野生植物とは違い、そもそも人間が関与しなければその種を継続することができません。だからこそ、種子を守ることが大切なのだと西川先生はおっしゃいます。

いわゆる種子法の廃止や種苗法の改正について、この間問題とされてきたことは基本的にはこれらの法律とは直接関係しない、問題は法律そのもののせいではなく、法律に決められたことが守られないことにより起こるというお話も印象的でした。

そして、種子を守ることは分かち合うことであり、日本で生まれた小麦の農林10号が、アメリカで交配され、やがてアジアの大凶作を救った例を挙げて「種子は旅をするもの」と話されました。

そもそも私たちがどんな食べものを食べたいかを確認することが必要であり、私たちが食べているものが種からきていることを実感するためには種をまいて収穫する経験が大切。そして、種が作れなくなる時代にならないためにも、消費者はこういうものを食べたいという意思表示をすること、食べ手と作り手が見える関係をつくることが大切であり、その方法として市民活動や協同組合もあるでしょう、と結ばれました。

~参加されたかたのアンケートから~

・サカタ、タキイという日本の種苗企業がGMを作らないと宣言しているとは知りませんでした。種子法の廃止や種苗法の改正に不安な気持ちでいたのですが、そのような企業があることにほっとしました。

・東京に住む消費者として、まっとうな価格で農産物を買い支えることがまずはできることだと思います。種取農家が無くならないためにも、農業の未来に希望が感じられるような国にしていきたいものです。

・・種のとらえ方、世の中と種の話、種の旅や種を守る取り組みなど、専門的な見地で種を見ることができ大変良かった。また、西川先生の中立的・客観的な見方が好感もてた。

・種子法と種苗法について改めて整理が出来た。種子法廃止と種苗法改正に批判が高まり、害悪でしかないと思っていたが短絡的に考えてはいけないと気付かされた。


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