【講座開催の報告】
プラスチックは今や私たちが目で認識できる以外の沢山のモノにも含まれ、生産量は世界中で増加の一途をたどっています。そのゴミが海に流れ出し、世界の水道水の8割から検出されるなど、すでに人体に取りこまれているという事実を知りました。
講師が調査された川では「元が何かを知ることのできるプラスチック」の中で一番多かったのは人工芝だそうです。表面が削り取られて飛んでいく人工芝のプラスチックゴミはポイ捨てと違いコントロールできないもの。このことからもプラスチックの総量が問題であると感じます。
コロナで進んだテイクアウトやマスクなどにより、プラスチックゴミは1割も増えたなど、様々な現状共有の後、講師の原田先生が研究・行動されていらっしゃる川の様子とそのゴミを減らす具体的な活動についてお聞きしました。京都府亀岡市で施工されたレジ袋禁止条例やレストランのマイバッグ・マイ容器持参で割引、クーポンの活動など、思い切った打ち出し方や楽しさのある取り組みのご紹介もいただきました。また原田先生は社会を変えていくために、政治家を選ぶ・政治に参加することも大切と結ばれました。写真はオンライン講座のパソコン画面です。①鳥の内臓から多量のプラスチックが検出された②プラスチックゴミを減らすクーポン活動 (I)
<アンケートから>
・こんなに深刻な事態になっているとは知りませんでした。原子力の廃棄物と同じくらいの大問題であることを実感しました。
・一人でやるのではなく、仲間を募る。みんながのっかれるような取りくみをする、というのはなるほど!と思いました。落ちているゴミにイライラしつつ、家族で拾っているだけだったけど、SNSで発信したり、一緒に拾おうよ!といってみるとか、ちょっと勇気を出して、動いていけたらいいなと思いました。
・亀岡市などでの地域での市民の取り組みと行政と専門家がつながっての動きは非常に参考になり、「おまかせにしない」活動として興味深いものでした。