「私のくらし」や「私の暮らすまち」を豊かにするための学びの場を食育を中心にコーディネートしているNPOです

【講座報告】

講師:阿部潔さん(関西学院大学社会学部 教授)

日時:11月7日(土)14:00~16:00

「見ること」と「すること」の循環があってこそ楽しいスポーツ、そんなスポーツが好きだからこそ、見せ物になりナショナリズムの象徴になっているオリンピックに疑問を抱かざるを得ないとおっしゃる講師の阿部さん。そもそも何のために「東京オリンピック」は招致されたのか、何かを成し遂げた結果がレガシー(遺産)であるはずなのに、なぜはじめから「東日本大震災の復興」や「コロナに打ち勝った証」が東京オリンピックのレガシーとされるのか、「きずな」をアピールし「希望」をちらつかせることで、いつの間にか「決まったのだからいいものに」「実施するなら楽しもう」と思わされているのはないか、都民の税金がかなり使われているにもかかわらず、都民に何も問われてこなかったのではないか…などなど、具体的な事例や解説を加えながら、オリンピックにまつわるたくさんの疑問点を示してくださいました。

そして、コロナの閉塞感も手伝って「何もないよりは希望がほしい」という気持ちになる今、大切なのは現実からの逃避ではなく向き合うことであり、より人間的な日常生活を作り上げることが求められると結ばれ、受講生の皆さんへの大きなメッセージとなりました。

<アンケートから>

・本日の講座ではさまざまな角度から問題点が検証されており、改めて深刻さに気付かされました。東北の被災地に行く機会が多いので、復興五輪どころか復興の足を引っ張っていることは痛感しています。延期ではなく返上すべきだと思います。

・東京オリンピックを通して今の社会に生きる私たちのことを深く考える事ができ、良い勉強になりました。「大きく反対と言わなければ通ってしまう社会」と言う言葉が、まさしくその通りで。社会の事象を深く見ることの大切さを教えていただきました。ありがとうございました。

・特定の人だけが利益を得るそのようなオリンピックは辞めてほしいです。私に出来ることは、難しいかもしれませんが、言葉を考えながら身近な人から伝えていくことではないのかな。と思っています。

 


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