「私のくらし」や「私の暮らすまち」を豊かにするための学びの場を食育を中心にコーディネートしているNPOです

<講座報告>

江戸庶民に食べられていたおかずに思いを馳せる時間は江戸時代へのタイムスリップとなりました。今につながる多くの料理の中で、「きんぴら」は江戸時代からあると知って不思議な感覚になり、そのきんぴらは江戸時代ではゴボウのみであった事、名前を当時の人形浄瑠璃で出てくる「金平」というとても強い人物からとっただけあって、固い強い料理であったことなどを知りました。現代では、当時からあるきんぴらや白あえなどもちろん手作りできればいいが、できている物を買ったとしても「味をつなぐ」ことも大事なのだ、という大久保先生の言葉も印象的でした。アサリをむき身にして売る事は当時子どもの仕事で、そうした仕事は子ども、女性、体が弱い人でもできる仕事として保護されていたという福祉的な視点が生活の中で自然に保たれていたというお話も江戸時代に学ぶべきことだなと思われました。

皇居外苑についての安部さんのお話では「楠公レストハウス」ではエコアクション21の認証を受けて、近郊野菜や八丈島の漁協から買い付ける魚を使用し、廃油は100%バイオディーゼルに提供、生ごみの98%を液肥にするなど、さまざまな取り組みがされているとわかりました。「旬の物を必要なだけ」「無駄なく手際よく」「手順を考え少ない水で」の江戸時代から伝わるエコ料理を基本とした「与の重」は一つひとつが丁寧に時間をかけてつくられており、心が豊かになる味でした。安部調理長がチャレンジされている「米麹糖蜜」を使ったチーズケーキは試作品とのことでしたが、その優しい味に参加者一同感激しました。(Y)

 

安部さんと酢写真 大久保先生写真 与の重写真① 与の重写真② デザート写真会場写真

<受講者の感想>

・食文化(和食)の歴史が長い。今も受け継がれている事が分かった。(60歳代女性)

・興味があってもなくても参加してみると意外な楽しさがあるので、色々なものを体験していきたいと思った(30代女性)

・楽しく面白かったです。行楽重もおいしかったです。アスパラが松葉うどと言われていたなど情趣あります。ありがとうございました。江戸時代にタイムスリップしました。(50歳代女性)

・江戸庶民の食について興味深い話や疑問に思っていた事が聞けて良かった。(60歳代男性 )

・江戸の庶民の料理は昭和の私の子ども時代と似ているようで昔の食卓がなつかしくなりました。おとうふ料理いろいろとためしてみようと思いました。手のかかったお弁当、デザートおいしくいただきました。ごちそうさまでした。(60歳代女性)

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11 大久保洋子先生(hp用)安部憲昭先生

 

今、中食市場が元気です。調理済みのものを購入して自宅などで食べる食べ方です。でも、実は古く江戸の人びとも惣菜を買って食べていました。さてどんなものが好まれていたのでしょうか。どんな人が利用していたのでしょうか。今の惣菜とは違うのでしょうか。値段はどうだったのでしょうか? 興味は尽きません。講師の楽しいお話を伺った後は、楠公レストハウスの名物「江戸エコ行楽重」の「与の重」を総料理長に説明していただき、当時の人びとの食や生活に思いを馳せてながら召し上がってください。

講   師:

大久保洋子さん(日本家政学会食文化研究部会副部会長、キッズキッチン協会会長、元実践女子大学教授)

安部憲昭さん(皇居外苑楠公・北の丸レストハウス総支配人・総料理長)

日 時:2019年7月18日(木)10:30~13:00

会 場:楠公レストハウス(東京メトロ千代田線二重橋前駅より徒歩5分)

受講料:3,880円(CS 3,730円  生ク 3,805円)※食事代を含む。

<定員 30名>お申し込みはこちら



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